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銀色の詰め物を白くしたい
 

 奥歯の銀色の詰め物は、多くの場合、保険治療でされた「メタルインレー」というもので、「金銀パラジウム合金」が使用されています。

 銀色の詰め物を白くするには、本院では次の4種類の治療法が行われています。

 

   1. コンポジットレジン充填 (保険適応) 700円~

   2. ハイブリッドインレー  (保険適応不可) 21000円

   3. イーマックス (保険適応不可)​​ 32000~34000円

   4. ジルコニアインレー (保険適応不可) 40000円

 

​   ※ 1→4の順に強度が上がります


 

1. コンポジットレジン充填

 小さなメタルインレーの下や周囲が虫歯になった場合に限っては、同じようなメタルインレーでの再治療ではなく、保険適用の「コンポジットレジン充填」で白くすることが可能です。「コンポジットレジン充填」は前歯の小さな虫歯の治療によく用いられる手法で、保険適用(3割負担)の場合、一本あたりの治療費は約700~1000円です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、コンポジットレジンの特性として、時間が経つと変色して見た目が悪くなってくることがある、すり減ったり欠けたりしやすいというデメリットがあります。また、大きな詰め物には強度不足で用いることができません。無理して使用すると、コンポジットレジンの部分が欠けるだけならいいのですが、詰めた歯が割れたりヒビが入ったりして最悪抜歯となることもあります。したがって大きな詰め物の場合は、他の治療法が選択されます。

 

 

2. ハイブリッドインレー

 セラミックの粒子とレジン(プラスチック)を混ぜたもので作られるインレー(詰め物)です。詰め物が歯と歯の間まで及んだメタルインレーを白くする場合、本院では比較的安価なハイブリッドインレーでの治療を推奨しています。ハイブリッドインレー:21000円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. イーマックス (E-max)

 ガラス(二ケイ酸リチウムガラスセラミック)を主成分にしたセラミックで作られるインレー(詰め物)です。ハイブリッドいんれーより強度がある為、噛み合わせの強い方や、くいしばり・歯ぎしりをする方、硬いものを食べることが多い方に最適です。ほとんど変色しない、汚れがつきにくいのも長所です。イーマックス:32000~34000円

4. ジルコニアインレー

  ジルコニアインレーは、キュービックジルコニアで知られている人工ダイヤモンドに使用される二酸化ジルコニウムのブロックを削り出して製作します。硬くて強度があるのが一番のメリットで、噛み合わせが強くてハイブリッドインレーやセラミックインレーが割れたことのある方、白いインレーにしたいがなるべく歯を削りたくない方にはおすすめです。症例によってはブリッジにも応用可能です。デメリットは、色が透明感が少ない白色のため、歯と色をぴったり合わせることが難しいことです(ジルコニアインレー:40000円)。

ゴールドインレーも選択枝の一つ

 歯ぎしりをする人や、噛み締め癖のある方はハイブリッドインレーやイーマックスでの治療が難しい場合があります。そんな方にはゴールドインレーがおすすめです。同じ金属のインレーでもゴールドインレーにすれば不思議と目立ちません。なぜなら、日本人の歯や肌の色が黄色っぽいからです。

 金属の強靱性とゴールド特有の適合性の良さ、アレルギーになりにくさを持つゴールドインレーは実は奥歯の詰め物に使う材料では最強の材料といえるのです。奥歯であれば是非選択肢の一つに入れてみてください。ゴールドインレー:30000円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保険で銀歯を白く
ハイブリッドインレー

メタルインレーとハイブリッドインレー

ハイブリッドインレー
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ゴールドインレー

奥から二番目がゴールドインレー

ジルコニアインレー
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