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第９話 女性の歯周病患者において乳癌のリスクが３倍に
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歯周病に罹患した女性は乳癌リスクが２〜３倍に高まる
昨年（2017年）The journal of Community Dentistry and Oral Epidemiology に、歯周病に罹患した女性は乳癌リスクが２〜３倍に高まるという論文が掲載されました。ブラジルでのデータですが、200名以上の女性を対象に、乳癌に罹患した群としていない群に分けて歯周病の罹患状況について調査したところ、乳癌罹患と歯周病罹患の関係性が示されたというのです。その論文中で、歯周病による慢性的な炎症は乳癌発症のトリガーになる可能性が高く、歯周病菌などの口腔内細菌が血液循環により乳癌に影響を及ぼしている可能性があると指摘しています。
お口の衛生状態が全身健康に影響を及ぼすということがまた一つ示唆されたわけですね。歯周病予防の為のメンテナンスの重要性が益々大きくなってきていると感じられるニュースでした。
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