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第10話 定期検診は重要です
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治療の結果として症状が改善しても、実際はギリギリの状態でなんとか治療が出来たのかも…
あなたは歯の定期検診を受けていますか。歯の定期検診というと学校や職場で年1回程度行われている歯科健診を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ここでいう定期検診は歯科医院へ行って歯科医師あるいは歯科衛生士にしっかり診てもらうことを指します。
一度歯科医院を受診すると、一般的には最低でも半年もしくは1年ごとに、歯周病やむし歯のリスクが高い人は、もう少し短いサイクルで定期検診を薦められるでしょう。しかしながら、最初はこまめに定期検診に通っていたのに、いつの間にか通わなくなってしまったという人は意外と多いようです。
定期検診に通わなくなってしまうと様々な問題が生じます。治療開始時にはむし歯や歯周病がそれなりに進行していたはずです。治療の結果として症状が改善しても、実際はギリギリの状態でなんとか治療が出来たのかもしれません。定期検診では、早い段階で問題を見つけ再度の治療や指導が行われます。そうでなければ、元々ダメージを受けていた歯や歯ぐきは、あっという間にだめになってしまうかもしれません。
治療が終わった時が自分の歯で食べ続ける為の新たなスタートです。そのために、定期検診は重要なのです。(平成30年1月 新聞寄稿原稿より)
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